しけた話①
才能を言い訳にしたくないが...
「才能か」「努力」か、これはワテクシが子供の頃からずっと考えてきた中二な命題だ。
みんなも考えたことあるのかな?
思考は実現するということを信じているので本当は言いたくない。
しかしワテクシは
「明らかに努力型だ」
これまでの経緯から泣く泣く断言してしまおう。
正直、何やらしてもパッとしないのだ。
ただし最近わかったことには
テストにだけはめっぽう強い。
正確には自分向きのテスト対策を調べる力なのだと思う。
これは才能が自らの欲求に追いつかなかったことから生み出したワテクシの処世術である。
他人の合格体験記などを数十ケース読み込んで、いいところをありがたく頂戴するのだ。
だから合格率10%切ってても、3ヶ月あればなんか受かっちゃうこともある。
が、このような合格のための小手先のテクニックを使うので
「点は取れるが、役に立たない」
というのが反省点だ。
これは努力というより怠け者という説もあるが、勉強はしているので、努力型である。と思う。
弁解するとすれば、力のある人からパワーを分けてもらうイメージだ。
「友情・努力・勝利」
の「友情」を勝手にネットからパクってきた「情報」で代用しているだけだ。
※ワテクシは陰キャなので、友達が少ない!
だからいつまでたってもなかなか実力がつかない。
ワテクシはこれまでずっと音楽をやってきたというのは、先日プロフィールに書いたところだが
ハッキリ言って才能がない。
緊張しぃだし、現場で怒られると参ったナァとなってしまうことも多い。
しかし、努力ができる。
だから成績だけはそこそことれた。
日本語教師になろうと思ったきっかけの多くはここにある。
大学院を修了後、ワテクシには学位と引き換えに200万を超えるささやかとはいえない借金が残った。
地方大学で声楽を専攻したワテクシには、歌を続けるには解決しなければならない問題があった。
それは...
「県庁所在地付近にしか声楽家がいない」
もっと歌が上手くなりたいと思っても、遠隔地に赴任してしまうとレッスンにすら通えない。
というシンプルなものだ。
これがいかんせん難しい。
なぜならワテクシを含めカネのないやつと、能力の足りないやつは教員になりがちなのだ。
※もちろん、申し分なく立派な先生もいるから怒らないでね。
そして、教員の若手採用は往々にして
遠隔地勤務である。
留学帰りだったり、輝かしい成績を残した先輩もやっぱりド田舎に十年は抑留されてしまうのをワテクシは何人も見てきた。
こういう優秀な先生に習えるのは、子どもたちにとってはすごくいいことなんだけどね。
どうしてもワテクシは歌を習い続けたかったので、地元で働くことにした。
この時点では
①歌が習えるけんちょーしょざいち近郊に住む
②お金を返すことのできるささやかな給料がもらえる(ボーナスで返せる)職場に入る
という目標だけで計画を立てた。
当初は成功に思えた。
が、それは7年にも渡る試行錯誤の日々の幕開けとなることをこの時点では知る由もなかった...
この話はシリーズ化予定。
〜回を追うごとにわかること〜
☆ワテクシの渡航経緯がわかるヨ☆
☆ワテクシが夢と現実の狭間で苦悩するヨ☆
☆ワテクシの少ない経験をシェアして、社会を明るくするヨ☆
〜しけた話① 完〜